【コラム】企業研究方法について②

皆さんこんにちは、キャリアアドバイザーの桜井です。

前回のコラムでは「企業研究が必要な理由」について説明させていただきましたが、

今回のコラムでは「企業研究方法について」について説明させていただきます。

(2)企業研究方法について

①IRに目を通す(上場企業・上場グループ企業)

まず、上場企業が非上場企業かで、得ることができる情報の量は大きく変わります。

上場企業であれば、IR資料が必ずHPから得られる、会社の歴史・数字面・組織体制・今後の展望など、事前に把握することが出来る情報が非常に多いので、研究しやすいです。

連結子会社が何社あるか、前年と比較し売上が伸びた・落ちた背景、メイン事業以外に何を行っているか等、読み込んで行くと、企業への理解が深まる中で、ご自身で感じられることもあると思いますし、

また、疑問に思うこと・知りたいことも出てくると思いますので、質問タイムにも生かすことができます。

逆に、IRに目を通していなかったり、調べればわかることについて質問をしてしまうと、企業研究不足とみなされ、「志望度が低いのでは」とネガティブに捉えられてしまうこともございます。

上場グループ会社の場合も、同様に親会社のIRに情報が掲載されているので、必ずチェックいたしましょう。

ただし、単体での情報は多くは無いと思いますので、必要なところを逃さずチェックしてください。

また、他にはどのようなグループが存在しているのか、また同グループ他社と比較し、自身がエントリーした会社はどのような役割を求められているのか・果たしているのかまで、考えて臨むことが出来るとよいかと思います。

②ホームページ

言うまでもないですが、ホームページは必ず目を通し、事業内容や会社の特徴などは最低限把握しておきましょう。

非上場企業においても、上場準備企業、急成長中の企業、中堅以上の企業においては、経営に関する情報を開示している企業もあるため、隅々まで確認してください。

また、経営陣のプロフィールなども必ず目を通すようにいたしましょう。

経営陣がどのようなバックグラウンドを持たれているかを知ることで、会社のカラーをイメージすることが出来るかもしれませんし、管理部門は経営陣と関わる機会も多く、面接でお会いする可能性もございます。

その他、採用ページやお取引先情報、会社の歴史、リリース記事等のぺージ等、一つでも多くの情報を得るというつもりで、情報収集に励んでください。

③WEBサイト

日経新聞やウェブサイトなどでのリリース情報やトピック記事なども確認するようにいたしましょう。

情報が少ない場合、無理に探し続ける必要はございません。

その際は、気になることをまとめ、ご面接の中で情報として得ていくようにして企業のことを知りましょう。

何も準備をしなくてよいというわけではなく、その企業の業界について学び、また協業他社がどういうことを行っているかなど調べる中で、「会社を知ろうとした努力」をアピールいたしましょう。

④同業他社について・クライアントについて調べる

「業界研究」ともなりますが、同業他社と類似している点・異なる点を調べていきましょう。

他社を知ることで、受ける企業の特徴を知ることが出来ますし、単純に業界の特徴を複数社から知ることで、世の中におけるその業界の役割や、ニーズがどこにあるのか等も知ることが出来ます。

業界を理解することで、事業の理解が高まると思いますし、面接時の質問について、事業面についても触れられると、「しっかりと企業(業界)研究しているな」と、印象がグッと良くなると思います。

また、クライアント先についても理解することで、クライアントの成長にどのように貢献しているか、クライアントから見える当社の成長課題なども、見出すことが出来るかもしれません。

以上、(2)で記載した内容を抑えていただけると、企業への理解を深めることが出来るかと思います。

尚、繰り返しとなりますが、大切なのは、「企業理解を深める」ことではなく、深めた上で

・ご自身がなぜ興味を持ったのか、企業の魅力や将来性をどう感じているか等を考え、アウトプットをすること

・企業を理解した上で、その会社を選択することが、ご自身のとってベストかどうかを判断すること

です。

企業研究を行うことで、面接内において、「志望理由」や「質問内容」の質が、自然と上がり、結果的に内定に繋がったり、結果的にご縁とならなかった場合も今後の糧ということで、充実した時間になることは間違いないかと思います。

尚、「志望理由」の伝え方については、今後こちらのコラムで記載したいと思いますので、お待ちください。

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